自社ローンの基礎知識

ブラックリストに載っているか調べる方法【信用機関に開示請求しよう】

自分自身がブラックリストに載っているかどうかがわからない人へ

オートローンに落ちた理由はブラックリストに載っているからなのか?

過去のカード支払いが遅れたせいで、もしかしたら自分がブラックリストに掲載されているかも?

そんな疑問に元自社ローン販売店で営業をしていた私がお答えしていきましょう。




ブラックリストに掲載されているか調べる方法はただひとつ【開示請求】

ブラックリストに掲載されているか確認する方法はただひとつ、信用機関に開示請求を行うことです。

開示請求を行うことによって、自分自身がブラックリストに掲載されているかどうかはもちろんのこと、

  • どこの会社に
  • いくら借りていて
  • どう行った理由でブラックリスト入りしたか

がわかるようになっています。

開示請求以外でブラックリスト入りしているかどうかはわからないため、仮にオートローン審査に落ちてしまってもブラックリストが原因か年収などが原因なのかの答えはわかりません。

よってオートローン審査前や自社ローン利用前に、本当に自分がブラックリスト入りしているのかどうかを確認したい場合は、信用機関に開示請求する必要があります。

ブラックリスト入りしているのかを情報開示請求できる信用機関は以下の3つです。

開示請求出来る3つの信用機関

参照できる主な加盟会社(会社によって異なるため要確認)
全国銀行個人信用情報センター(JBA)
  • 消費者金融
シー・アイ・シー(CIC)
  • 信販(オートローンの支払い関係など)
  • クレジットカード
  • 携帯電話(スマートフォンの分割払いなど)
日本信用情報機構(JICC)
  • 銀行
  • 日本学生支援機構(奨学金)

思い当たる節がある過去の支払いによって開示請求する信用機関が異なります。

例)

  • 消費者金融への支払いで金融事故を起こしていればJBA
  • 携帯の分割払いを支払わなかったことがあるならCIC
  • 奨学金などで支払いトラブルがあればJICC

日本の場合は上記の3つの信用機関で成り立っています。お金を貸す会社は1つまたは2つの信用機関に加盟し、お金を貸す前に利用者の過去の金融履歴を参照します。

そこで過去にブラックリスト入りしていれば利用を断る仕組みができているのです。

では、どのようにしてブラックリスト情報を開示していくのか紹介します。

全国銀行個人信用情報センター(JBA)への開示請求方法

JBAへの郵送で開示請求をすることができます。通常10日前後で郵送にて請求結果を確認することが可能です。

JBAへの開示請求に必要な書類

JBAへ開示請求する際に必要な書類は以下の4つ

  1. 登録情報開示申込書(PDF
  2. 本人確認資料(有効期限内のもののコピー、氏名・生年月日・住所がわかるよもの)
  3.  手数料1,000円(現金ではなく郵便局などで定額小為替証書を購入すること)
JBA開示請求書の見方

JBA公式サイト登録情報開示報告書の見方についてを参照

シー・アイ・シー(CIC)への開示請求方法

CICへの以下の3つの方法で開示請求をすることができます。

  1. インターネット 手数料1,000円 即日
  2. 郵送 手数料1,000円 郵送10日前後
  3. CIC窓口 手数料500円 本人の場合即日
CICへの開示請求に必要な書類
  • インターネット開示請求の場合はクレジットカード
  • 郵送・窓口の場合は本人確認書類と手数料1,000円分の定額小為替証書(郵便局などで購入)
CIC開示請求書の見方

CIC公式サイト登録情報開示報告書の見方についてを参照

日本信用情報機構(JICC)への開示請求方法

  1. インターネット 手数料1,000円 郵送10日前後
  2. 郵送 手数料1,000円 郵送10日前後
  3. 窓口 手数料500円 即日
JICCへの開示請求に必要な書類
  • 本人確認書類
  • 手数料
  • 窓口請求の場合はフォーム入力(フォーム
JICC開示請求書の見方

JICC公式サイト登録情報開示報告書の見方についてを参照




ブラックリストに載っていた場合

残念ながら開示請求し、ブラックリストに掲載されていた場合金融事故を起こした日から約5年間はオートローンを利用しての中古車購入はできません。

必ず審査に落ちます。その場合は、

  • ブラックリストに掲載されていても中古車購入が可能な自社ローンを利用するか
  • 現金一括で中古車を購入するか

の2択となります。

日本では上で述べた3つの信用機関をローン会社や銀行などがお金を貸す前に必ず参照しています。

よって、1つでもブラックリストに登録されると情報が共有されるため、残念ながらオートローンの審査には100%通りません。

ブラックリストに載っていても、現在安定的な収入があれば車を購入することができる自社ローンの利用が現実的でしょう。

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ブラックリストに載っていない場合

ブラックリストに載っていなかった場合は、選択肢が広がります。

オートローンの審査に通る可能性もあります。現在安定的な収入があって収入に対して車両価格が適正である場合は、オートローンの審査に通る可能性もかなり高いでしょう。

職業上ローンに通らない場合

また、ブラックリストに載っていなくても職業柄、オートローン審査に通らない人は自社ローンを利用しましょう。

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自社ローンの審査でブラックリスト入りしていない事実は有利に働くので、ブラックリストには載っていないことを伝えると審査もかなり楽になるでしょう。

最後に

ブラックリストに載っているか調べる方法と3つの信用機関への開示方法を紹介しました。

まとめると、

  • ブラックリストへの掲載を確認するには開示請求をする
  • 過去の金融事故によって請求先が異なる
  • ブラックリストに載っていた場合は自社ローンの利用
  • 載っていなかった場合はオートローンの挑戦も可能
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