住宅ローンやカードローンを今も返済中で車も必要になったという方へ
すでに無理して他のローンを組んじゃって今更中古車のローンはもう通らない。
自社ローンであれば審査に通るかもしれないけどどうだろう?
そんな疑問に元自社ローン中古車販売店の店員の私がお答えしていきましょう。
生活していく上で住宅やカード、教育ローンなど様々な場面でローンを利用する場面がありますよね?その返済期間中でも自社ローン審査に受かるのかどうか知りたいという方向けの記事となります。
他のローンがあっても返済に無理がなければ自社ローンの審査に通ります
他のローンを返済中でも自社ローンの審査に通ります。ただし条件があり、返済額に無理がないかを重点的にチェックされるでしょう。
他のローンの返済額があまりにも多いと自社ローンの返済にお金が回らなくなる可能性があるからです。
例えば月20万円の収入があったとして、住宅ローンに毎月10万円以上の返済があれば生活費とさらに自社ローンの返済は難しくなることが目に見えているからです。
一方で住宅ローンに月2万円の返済であれば、追加の自社ローン返済にも支障をきたす確率が低いので審査に影響することはありません。
つまり、他のローンを借りている最中でも自社ローンの審査に無条件で落ちる可能性はありませんが、その返済額の大小で審査に影響が出ると言えます。
ではその代償をどのような物差しで測るかというと、ローンの審査でよく使われる【返済負担比率】で測ります。
返済負担比率で把握する自社ローン審査の物差し
返済負担比率を用いることで自社ローンの返済が利用者にとって無理があるかどうかがある程度わかります。
この方法はオートローンをはじめとしたローン会社で審査の際に使用され、自社ローンの審査でも厳密ではないのですが販売店によっては目安として利用されます。
なぜ審査の目安として返済負担比率を使用するかというと、自社ローン販売店は利用者の普段の生活は見えず、どのようなお金の使い方をしているかわからないためです。そういった理由でひとつ返済負担比率を審査のポイントとして見てきます。
つまり、客観的な数字での判断基準に返済負担比率用いられます。
返済負担比率とは
返済負担比率とは年収に対する年間のローン返済額の割合のこと。例えば年収200万円の人が返済負担比率30%分お金を借りたとすると
200万円(年収)÷ 30% = 60万円(年間返済額)
年間60万円返済までの返済分(住宅や自社ローンなど全て)を受けることが理論上可能となります。(もちろんその他職業の安定性や勤続年収で前後します)
無理のない自社ローン返済負担比率は30%以下
ローン会社がお金を貸し付ける時に目安にするのが35%という数字、収入の35%をローン返済に充てて65%を生活費に回していけば無理なく生活できるという算出で過去の事例からだいたいこの辺りの数字が使用されます。
自社ローンの場合はさらにリスクが高い人との契約となりますので30%くらいが目安となります。
返済負担比率から見る自社ローンで買える車の価格
さきほどの式のケースでいくと、年収200万円の人が借りれるのは年間60万円まででした。他のローンでの年間返済額が40万円だった場合、自社ローンで借りれる年間返済額は20万円となります。
そしてこれは年間の返済額で自社ローンはだいたい2年返済が多いので、×2年の40万円の車であれば他のローンの返済があっても自社ローンで購入できる可能性が高いということになります。
これを自分の年収と現状のローン返済額を見た上で計算すると自分が購入できる車の価格がわかるはずです。
返済負担比率を減らす方法
さらに審査で見られる返済負担率を減らす方法があります。それは返済回数を増やすことです。
30万円の車を自社ローンしたい場合、
- 12回払いで年間返済額は30万円
- 24回払いで年間返済額は15万円
- 36回払いで年間返済額は10万円
と返済回数を長くすることで月々の負担が減ることになり、自社ローン販売店を納得させる材料になり得ます。
ただし、自社ローンの場合は金利が0%なために支払い回数が伸びても利益は出ずにリスクが生まれることから交渉の駆け引きとして難しい点もあります。
最後に
他のローンを返済中でも自社ローンの審査に通ることをおわかり頂けたでしょうか?
他のローンでの返済がかつかつではなく、少し余裕がある場合は自社ローンでの中古車購入が可能です。
販売店も収入の額や支払い回数など色々相談に乗ってくれるのでまずは現在の状況を相談してみることをおすすめします。
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