自社ローンの基礎知識

自社ローンのデメリットを紹介!購入前に必ず確認しておきたいポイント

自社ローン利用を考えている方で自社ローンのデメリットが知りたい方へ

ローンが通らないローンブラックな為、自社ローン利用を考えているが契約中に不利なことを言われないだろうか?

あとあと自社ローンを利用することで損したりトラブルに巻き込まれることはないだろうか?

そんな自社ローンのデメリットについて元販売員(自社ローン対応店)の私がお答えしていきましょう。




自社ローンのデメリット

大前提として、自社ローンを利用するにあたって金銭的なデメリットはないと言えます。金利も0%で、いい販売店に出会えばオートローンで購入するよりも安く抑えることも可能です。

金利についてはこちらのページで

ただしオートローンのように支払い回数は長くみてくれず、販売店は早め早めに回収できるよう支払い条件の提案を行ってきます。

また、心理的なデメリットも存在すると言えます。ローン会社が仲介しない為、支払いの遅れや不払いが生じた際に購入者と販売店が直接やりとりを行う必要があります。

そういったことも踏まえ、自社ローン利用のデメリットをまとめてみました。

頭金を多めに用意する必要がある

オートローンで購入するよりも頭金を多めに支払わなければいけない傾向があります。

ローンブラックで悪い言い方をすると、何処の馬の骨かもわからないお客さんを相手に自社ローン販売店は商売をしているわけです。

よって、支払いを飛ばれる可能性がある前に、最低限原価の回収を早期に達成したい思惑が販売店にはあります。

オートローンでは頭金なしも存在しますが、自社ローン販売店の場合はほとんどのお店頭金が必要です。手持ちの少ない状況では、少し生活の負担になる可能性があるのがデメリットと言えます。

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支払い回数が短い

支払い回数が最長でも2年、短ければ10ヶ月でローン完済できる月々の支払い額に調整される傾向があります。

理由としては、上記の頭金と同じでなるべく資金回収を早めたいから。販売店は収入が安定しているうちに返済してもらいたいからです。

これも月々の収入に占める返済額が多くなる為、自社ローン利用のデメリットの1つと言えるでしょう。

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選べる車種が少ない

自社ローン対応店が全国に年々増えている為、解消されてきている問題です。ですが、自社ローン販売対応店が少数なため、まだまだ選べる車種やカラーが自分の欲しい車と一致しないというデメリットがあります。

限られた車種や条件の中で車選びしなければいけないというデメリットが自社ローンにはまだあります。

また、高額車種や外車の自社ローン販売に適していない為必然的に50万円以下の国産車が自社ローン販売の主流となっています。

高額車や外車が自社ローンに適していないわけ

高級車は支払い回数や月の支払い金額が必然的に高くなってしまう為、過去金融事故を起こしてしまう経済レベルのお客さんにはリスクが高すぎて販売しない自社ローン店が多いでしょう。

また、外車の場合は故障のリスクもあり支払い途中で故障し追加の修理代などの支払い能力が疑問視され販売を嫌う傾向があります。

所有権をもらえない

自社ローンで購入した場合は完済するまで所有権は購入者ではありません。つまり、支払い途中の段階では所有権は自社ローン販売店にある為、勝手に売却することはできません。

支払いができずお金に困ったとしても、販売店に担保として差し押さえられます。完済までは販売店の所有物だからです。

現金一括で購入すると所有権は自分のものになり、売却も自分の判断でできます。

とは言えオートローン販売店で購入したとしても所有権はローン会社であることも多い(ローン会社によって自分に変更は可能)のですが、自社ローンの場合完済までは必ず販売店側に所有権があります。

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次に、販売店と購入者で起こりうるトラブルの可能性について紹介します。




契約中トラブルになる可能性もある

自社ローン契約で起こりうるトラブルも考慮すべきデメリットになるでしょう。

ローン会社を挟まない為、支払いが遅れて被害を被るのは販売店です。また、その催促対応をするのも販売店となります。

以下の2つの事例でどのようなトラブルになるか紹介しましょう。

車の引き上げ

例)支払いが遅れて1週間後に車の引き上げが行われた

商談や契約段階で事前に必ずある支払いが遅れた際の対応方法についてですが、購入者が十分な理解を得ないまま契約をしてしまうことが良くあります。

この場合、購入者は許可なく車を引き上げられたことにクレームを入れるのです。

ローン会社を間に挟んでいる場合、法律的な面もチェックされた契約書で話を進めているのでトラブルになった際も円滑に解決します。

一方で自社ローン販売店の場合、契約書もそれぞれが用意した自作のものが多く、弁護士のチェックがないまま進めている販売店も存在するので要注意しておきましょう。支払いが遅れて車の引き上げが行われた結果、言った言わないのトラブルになるのです。

必ず支払いができなかった際の対応を購入前に確認しておくことをおすすめします。また、当然ですが支払いに遅れないということが1番重要です。

支払い中の故障

例)自社ローン支払いの途中で全損や多額の修理が必要となった

この場合でも契約通り、購入者は支払う必要があります。

ただし、極端にいうと購入2ヶ月目でエンジンの故障で全く動かなくなって多額の修理代がかかる。

「そんな車の代金を自社ローンで支払っていかなくてはならないのか?いやだ!」と支払いを拒否する購入者も稀にいます。

当然支払い義務はあるのですが重要なのは購入してからどれくらいの期間保証範囲なのか?を契約前に確認しておくことです。

自社ローンの契約前や後に起こりやすいトラブルについて下の記事でまとめています。

自社ローン契約で起こりやすいトラブル

最後に

こちらのページでは自社ローンで中古車を購入するデメリットについて紹介しました。

まとめると、

  • 頭金が多く必要
  • 支払い回数が短い
  • 自社ローン対応店からの車種しか選べない
  • 契約中にトラブルになる可能性がある

こちらのページでは自社ローン利用のデメリットについて紹介しました。一方でメリットと言える側面も自社ローンにたくさんあるので下の記事にまとめてみました。

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